ニュージーランド牧草牛　プレミアムステアグレード(PS)

シルバーファーンファームス社(Silver Fern Farms)社内において「プライムビーフ」と呼ばれているカテゴリー（ステアー（去勢牛）とヘイファー（未経産））に限定された牛になります。ブルやカウ、オックスは含まれません。
※プレミアムステアグレードは、治癒目的の抗生物質を使用していることがあります。ただし、屠畜する場合は、休薬期間を経て残留しないことを確認できてからになります。
※リザーブグレード用の牛、プレミアムステアグレード用の牛と分けて育てておりませんので、それぞれの牛は同じように育っていきます。日本の和牛に例えるならば、A5等級用の牛を育てる農場はありません。A5等級を育てようという目標のもと育てていて、実際はA3やB4などになってしまうのと似たような状況です。

・成長促進剤(成長ホルモン)不使用
・ＢＳＥや口蹄疫の発生率ゼロ
・抗生物質の投与は病気の時のみ
・食肉検査システムを国が管理

基本情報

ニュージーランド牧草牛は１００％牧草だけで育った牛です。牛は本来、草だけを食べて生きる動物のため、４つの胃袋を持ち、何度も反芻しながら栄養豊富な牧草を消化します。牛にとって牧草飼育は最も自然な状態であるといえます。農家は、季節ごとに栄養価の高いマメ科、イネ科、アブラナ科の牧草を中心に種を蒔き、放牧地を作っていきます。その際、ハーブをブレンドすることにより牛の食欲増進や消化を助長させられるよう工夫しています。
農家は牧草地を区分けし放牧します。初めの放牧区域の牧草が少なくなったら、次の区域に牛を移動させ、牧草が少なくなった区域は、時間をかけて牧草を再生させます。また、時々、休閑地にして土を休ませ、転作も加えながら、牧草地を管理していきます。

ニュージーランドの牧草地で見られる代表的な牧草
・イネ科のライグラス、コックスフット
・マメ科の白クローバーや赤クローバー、アルファルファー
・アブラナ科のターンニップ
・ハーブのプランテイン

シルバーファーンファーム社内にいてプライムビーフと呼ばれている「ステアー（去勢牛）とヘイファー（未経産牛）」は、若齢な牛が多く平均屠畜月齢は24ヶ月となっています。

牛の品種は肉質が優れている英国種限定です。アンガス種が主体で、次にヘレフォード種、そしてそれらの交雑種がほとんどで、 品種を限定することで安定した肉質になるように工夫をしています。